かぶき者 フリッド90Sの紹介

ルアー紹介

フリッド125Sのダウンサイジングモデルであるフリッド90S。

確か昨年の10月頃に預かったのが最初だったかと思います。今思えば、この時にはもう完成度が高かったんだな…と感じています。アクションや飛距離など、フリッド125Sの良いところを引き継ぎつつ小粒なシルエット。そのサイズ感からくる恩恵はフリッド125Sよりもハマるシチュエーションが増えバイトチャンスがアップしているはずです。

フリッド125Sはユーザーの皆様の力あって、発売直後から素晴らしい釣果を叩き出していましたのでフリッド90Sの期待値は必然的に高くなると思います。そして今回もまた、その期待値を裏切らないルアーになっているのではないかと感じています。

そんなフリッド90Sの開発もどうやら大詰め。最後の微調整を経て、早ければ年内には発売になるのではないでしょうか。ただここからが長いのがブルーブルー。という事もあり、このタイミングで改めてフリッド90Sの紹介を少ししていきたいと思います。

フリッド90Sの存在意義

フリッド90Sは“今さら普通のシンキングペンシルを作ってもつまらない”を隠れたコンセプトとして開発が進められたシンキングペンシル。その言葉の意図は、名作が数あるシンキングペンシルというジャンルの中で今から参入するフリッド90Sをよりユーザーの皆様に差別化してもらう事。

ここで「普通のシンキングペンシルの何がいけないんだ」と解釈するのではなく、素晴らしい名作をリスペクトしているからこそ出る言葉と認識していただきたいんです。

そしてその差別化をしてもらうという事は、フリッド90Sだから可能だった釣りをしてもらう事。要はシンキングペンシルの隙間を埋める為に開発されたシンキングペンシルだと知ってもらい、使ってもらう事。それがフリッド90Sというルアーの存在意義だと勝手に認識しています。あくまで勝手に。

その為にはルアーの性能や使い所や使い時などを明確にしていかなければならないですよね。それが我々の仕事なので、こういった記事を書いています。

さて、何から書きましょうか。

詳しい解説記事は発売直前に書くとして、今は直感的に感じやすい何か…

そうですね。まずはアクションについて。

フリッド90Sのアクション

という事でアクションに限っては語るより見てほしい派ですので水中アクション動画を撮ってきました。

挙動を感じるリトリーブスピードであれば多少遅くても多少早くても安定してしっかり泳ぎます。小粒で細身のボディですが、アピールが強いアクションで存在感は抜群です。ただ小粒で細身だという所だけを切り取って食わせ重視のルアーというイメージが先行してしまい、アピールが強いアクションって矛盾してない?シルエットとアクションの相性どうなの?と感じてしまいそうですね。

結論から言うと、とても相性いいと思ってます。後方重心で空気抵抗の少ない細身のボディだからよく飛び、しっかりと魚を呼ぶアピールがそなわっていてシルエットは小さめで見切られ難いサーチルアー。だからこそ輝くシチュエーションは必ずあります。

そしてアクションの質としましては、フリッド125Sの特徴であった頭付近を軸にブンブンとメトロノームのように尻フリするアクションは90Sにもしっかり健在。頭と胴にリップがついているツインリップ構造によって生まれるしっかりとある引き抵抗と、ストロークの広い尻フリはアングラーの手元にしっかりと“今、何をしているか”を伝えます。しっかりとルアーから情報をもらえるから、イメージが湧きやすくなるので僕の様なシンキングペンシルに苦手意識がある方には特にオススメです。

次に簡単な使い方を書いてみます。詳しくは発売直前の解説記事で書いていくので今回は簡潔に。「あ、テスターの寺岡がこんな事言ってたな」くらいで思い出してもらえたら幸いかな…と。

使い方としましては、常にフリッド90Sの挙動を感じるスピードを保った上でゆっくり巻く事。これに尽きます。これを意識してもらえると、フリッド90Sはしっかりとツインリップの恩恵で姿勢を正して、さらに魚へとしっかりアピールしていると考えてもらってかまいません。「これは釣れるアクションじゃないのかな?巻き速度が違うのかな?」と悩まず、それが釣れるアクションだと信じて使ってください。あとはポイントやタイミングや状況がマッチした時に魚が答え合わせしてくれるはずです。それまではアレコレ悩まずに、この一つを意識してもらえたら大丈夫です。

これは巷でよく聞く投げて巻くだけで釣れると言っているのではありません。そんな夢のようなルアーなんてありませんから。仮にあっても、そんな面白みのカケラもないルアーはいりませんが。

気づけばまたダラダラと書いてしまいました。ここまで読んでくださりありがとうございます。今回はこのくらいで終わり、またいずれフリッド90Sが得意な事や苦手な事などメーカーに忖度なしで書いていきたいと思います。

最後にフリッド90Sでの釣果写真で締めます。

ではまた、そのうちに。

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