皆さんご存知ブローウィンジャーク。とても実績のあるアプローチの一つですよね。北は北海道で高橋さんが釣りあげたアメマスから、南は沖縄で村岡さんが釣りあげたタマン。
なにより日本全国のユーザーの皆様から発信される凄まじい釣果、日本列島端から端まで大活躍のブローウィンジャーク。
今回は、そんなブローウィンジャークの味付けに使えるアクションを紹介します。
ブローウィンジャークってどんなアプローチ?
まずは「ブローウィンジャークとはなんぞや?」
この説明をさせていただきます。ブローウィンジャークとはBlueBlueの看板ルアーであるブローウィン140Sを使用したアプローチの一つになります。アクションとしましては、いわゆる巻くだけで釣れるアクション(ルアーの性能に依存したアプローチ)とは異なるものです。アングラーがタックルを使ってルアーへ入力する事で意図的に変化の激しい不規則な動きを再現するアクションになります。厳密に言えば、こちらもジャーキングに対するルアーの性能に依存しますがアングラーの操作なくして再現はできませんよね。
百聞は一見にしかず…こちらの動画をどうぞ
といった感じで、アングラーがタックルをパンッ!パンッ!と規則的に操作してブローウィン140Sをアクションさせます。
ブローウィン140Sが鋭く動き停止…鋭く動き停止を繰り返す事でブローウィン140Sから出る強烈なフラッシング、強い水切り、ルアー内部のウェイトが暴れる激しい音で魚を寄せたり食い気のスイッチを入れたりする効果があります。そして、アクションの一連に必ず入ってくる停止時。ここでルアーへアタックさせるといったアプローチになります。
ここまでの説明で、誤解されがちな点が一つあります。上記でアングラーが規則的に操作すると書きましたが、実はブローウィン140S自体は規則的には動いていません。ルアーはアングラーの操作に追従する為、動くリズムは規則的です。ですが、フォールに関しては別なんですね。意図した動きを出せません。その理由はこうです。
ブローウィン140Sは重心移動システムでありウェイトボールにタングステン球を採用してあります。そして、タングステン球は金属ですがマグネットに吸着しません。ですので、ブローウィン140Sにウェイトボールを固定するマグネットはありません。という事はジャーキングアクションをしている時はタングステン球が常に内部で動いています。ですので、ジャーク操作した後にウェイトが前方寄りであれば水平姿勢でゆっくりフォールしていますしウェイトが後方寄りであれば尻下がりで素早くフォールしています。このあたりは狙って出せるモノでもありませんし、一回のキャストで不規則に入れ替わり入っているアクションになるので気にする必要はありません。ですが、情報として知っていて損ではありませんよね。
そして今回紹介するブローウィンジャークの味付けでは、その水平に近い姿勢を意図して維持し、追ってはくるけど短いステイで食わない魚を拾う事ができるアプローチになります。
食わせの間を延長
前置きが長くなりましたので結論から入ります。その味付けとはただ巻きです。
…。。
たった今、この記事を読んでくださっている皆様から凄まじく冷たい視線を感じていますが事実です。長い前置きの答えがコレかよ…というお気持ちはわかります。でも事実です。
まずはこちらの動画をどうぞ。
ジャーキングアクションの後の少し長いただ巻きで食っている事がわかりますよね。そして次はこちらの動画をどうぞ。
1度目のブローウィンジャークで追いきれず食わなかったシーバスが、2度目のブローウィンジャーク後の長いただ巻きで食ってきました。長いただ巻きを加える事で、また違ったアプローチの質になるので是非頭の片隅に置いてほしい情報となります。
ただただジャークし続けるのがブローウィンジャークではありません。このように味付けする事で反応する魚もいます。ブローウィンジャークで食わない時、ふとこの記事を思い出したら騙されたと思い再現してみてください。難しい事は何一つありません。数回のジャークにただ巻きを加えるだけ。もしかすると、良い釣りができるかもしれません。
先程の動画の続きはこちら!
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そして、そんなブローウィンジャーク。実はこのアプローチに更に特化したモデル【ブローウィン140J】がこの春頃に発売予定です。巻きの性能を犠牲に得たモノは、更なる飛距離とジャーキング性能。乞うご期待!
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