大潮は一瞬のジアイ

釣行記録

もう11月も中旬なのにまだまだん暑いと感じる日があれば、ある日突然に真冬のような寒さになったりして本当に訳わからん状況の昨今。

こんな時は着るものに悩む。

寒そうだからとあまり着込みすぎると道中で汗をかいて、釣りを始めると素晴らしく冷えてきたりして。

汗をかいて濡れた体が冷えだすと本当釣りどころではない。

こんな時はポイントについたらまずはジャケットを脱いで、体が暖かいうちにインナーを乾かすと良かったりする。

汗がこもったまま釣りするより断然寒さも和らぎ良い。

まそんな安定しない天気は海にも影響あるのか、釣りも本当安定しない日々が続いている訳で。

なんだか色々と読みづらく立ち回りづらい毎日だ。

そんな今回の釣りは、久しぶりの週末デイゲームを楽しんできた。

釣果?

いやいや…そんなものは二の次な訳よ。

まずは久しぶりのデイゲームで日光を浴びながらチャージ。

「あぁ…生きてるなー」

なんて感じながら、しまなみの超ロケーションに身を置き自然と対峙する一瞬を楽しまないと。

そう…釣果なんて…

という事でガッツリとボウズを食らってめちゃくちゃ悔しいから、深夜の地磯釣行へ。

眠い目をこすりながら行く。

「本当は行きたくないんよ」

「寝てたいけど行かなきゃならんもん」

「最近釣れてないし…」

なんて独り言をボヤきながら地磯を歩きポイントへ。

今回選んだのはガッツリ海峡エリア。

超ド本流のハードな釣り。

潮回りは大きい日。

こんな時はジアイが一点集中で短く濃い事が多いから、ある程度投げ続ける事は覚悟していた。

そして案の定3時間は投げ続けた。

まさに辛抱の釣り。

もはや上手い下手は関係ない。

とにかくルアーを海に入れてる時間が長いヤツが勝つような日。

そんなジアイはいきなり来て、サルベージソリッドを本流でリフトアンドフォール。

ダウンだからリールは巻かず、ロッドの所作だけでアプローチ。

ドスンと引ったくってったのは良いサイズのキジハタ。

水深は10m以上ある本流でキジハタ。

まぁでも、けっこう浮いてる事もある魚だから不思議ではない。

「おっ、なんかジアイきた?」

と、すぐにスカーナッシュにチェンジして着水点から回収までを反転流の中だけでアプローチ。

すると、タックルごと海に持っていくような強烈な引き込み。

ガン!とか、ゴン!とかではない。

いきなり綱引きが始まった感覚。

浮かず耐えて、叩くまくるこの感触。

「あいつやなー」

そのまま本流へ逃げこまれて、そこからは苦労した…

潮がめちゃ重いし、だから浮かないし、それでも寄せるからフックはギリギリだし。

なんとか寄せたのは量型真鯛。

いやー…やっぱり本流の真鯛や青物は強い。

鱸とは全く比べ物にならない。

と、久しぶりの魚に高揚しながら何とかジアイをモノにできて安堵した。

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