しまなみ海道の2月ってのは本当に釣りにくい時期。
オフショアもそうだけど、ショアは特に1匹までがなかなかに遠い。
真冬の大型ベイトに大型鱸がつく良いシーズンが過ぎ去り、ベイトらしいベイトは少なくなる。
いたとしても数が少なくフィッシュイーターがついてない事が多い。
更に大型の鱸はこのシーズンに産卵すると思っていて、ショアラインからは姿を消している。
それでもオフシーズンとせず、日々釣りに行っている。
あまり釣れないけど…笑
こんな厳しい時期のしまなみ海道に、遠いフィールドから遊びに来てくれる先輩がいる。
秋田の戸澤さん。
(とりあえずランチの写真)
凄まじくフットワークが軽く、我々が遠征する距離でも速攻で飛んできてくれる。
訳あって延期になった2024年始の釣りも秋田から愛媛まで車で移動してくる気でいたらしく…。
いやはや…本当に鉄人だ。
そんな戸澤さんは鱸釣り歴にしても、業界歴にしても私より長い大先輩。
前回もそうだけど今回もこんな厳しい状況の中で、魚をひねり出すシーンは自分の魚でないのに嬉しく高揚したし勉強になった。
まったく無駄がなく流れるような所作と、イメージを再現するスピード。
流石の一言だった。
特に後半は夕まずめのワンチャンスをしっかり掴んでいたのは素晴らしかった。
光量が落ちてきて見えづらい海をしっかりと観察して、右往左往するサヨリをしっかり見る釣り。
実際にサヨリは見えないんだけど、水面の変化で見つけてサヨリ追い先手で立ち回る。
そして一瞬だけ食い気がたつ瞬間でしっかりと獲る。
これは本当に簡単じゃない。
あっという間に過ぎ去るジアイ。
簡単じゃないからこそ数やサイズじゃない何かに高揚する釣り。
いやー…今回も一緒に遊んでもらって勉強になったし楽しかった。
詳しい釣果に関しては戸澤さんのSNSやブログにて。