ギュッ…ギュッ…
今日も今日とてサーフの砂を踏み締める。
RBBのウェーダーを履き、フェルトスパイクの足元感覚に気を配りながら歩く。
「ここはフカフカの砂だから流れにくいな。」
とか
「お、ここは砂が締まってるな。普段から流れてる証拠だ。」
とか感じつつ歩いていく。
その他に背後の山の切れ目や、流れ込みなどの変化をチェックしながら立ち位置を決めていく。
ホームであるしまなみ海道のサーフは基本的にベタ凪で澄み潮。
視覚的にブレイクや離岸流がわからないから、足や手で感じていく。
「ここにするか…」
砂が締まっていて、流れこみが絡んでいる。
立ち位置を決めキャスト開始。
今回の先発はブローウィン140S。
最近のヒットルアー。
ここのところ、サヨリを食ってる鱸を狙っている。
となると、セオリーはスリム系のフローティングミノーからアプローチとなりそうだけど何故か最近はレンジを入れないと食ってこない。
ベイトが多い時はルアーをベイトと差別化する意味でレンジを入れる事が多いけれど、この程度のベイト量でレンジでの差別化はあまり経験がない。
というか、差別化する必要がない程度のベイト量。
しかし最近のパターンはミノーでレンジを入れる事だから、ブローウィン140sで今回もやってみた。
が…無反応。
「連日サーフに入ってるし、釣れなくなってくるのはわかるけど…」
時間軸でも潮位軸でも良いタイミングだけど、鱸からの反応はない。
普段ならアレコレと手を変え品を変えするけれど、何か「このままじゃ釣れないだろう」と直感。
こんな時は自分の直感に従い移動。
ウェーディングする必要があるゴロタシャロー。
アイザーとカゲロウを投げ込んでいるし、ちょうどいいポイント。
なんならコモモも持ってきたら良かったなと思いつつ、まずはアイザーからアプローチ。
「結果的にこんな感じになるよな」
「しかしよく飛ぶな…」
と感じ考えながら投げこむ。
「そのうち地磯で扱いやすいシャローランナーを工場長にお願いしてみよう」
「絶対に工場長も欲しいはずなんだよな」
なんてボソボソ言いながら投げて投げて。
このあたりで、カゲロウにルアーチェンジ。
「やっぱり立ち上がりすごいな」
なんて呟いていたらドスン!
まだまだ投げこみます。