スプーナー110Fで5キロアップのショア真鯛

釣行記録

まずは朗報から…

一週間程前の朝8時前。布団から出て歯磨きして、軽く飯食って出勤途中にラインが鳴りました。

開いてみると…

「でか…」

なんと山先氏の生涯2本目となるメーターオーバーのシーバスでした。ヒットルアーはデカスプーナー。自分が創造したルアーでメーターシーバス…経験こそ無いですが、この上ない高揚感だと容易に想像できます。とても感慨深く、一生記憶に残る一本ですね。最高です。

それではここからは私の釣行記。

例年通り魚からの反応が少ないホーム2月の釣り。

2月のホームはシーバスが一陣、ニ陣、三陣と産卵へ落ち、早めのアフターがいるかな?といった状況だと思います。ん〜、やはり難しい。ですが、行かなきゃ釣れないので釣りへ行きます。毎日懲りずにシーバスタックルを握り、地磯やサーフを駆けます。全く魚に触れられませんが。

しかし、それが釣り。

労せず魚に触れる日々を過ごしていては、得るモノより失うモノが多すぎます。高揚感、思考、価値観などは釣れない日々があるからこそより深くより強くなりますよね。そして釣り人の心を豊かに、そして満たしてくれるのは決して魚だけではありません。

自然と独り。

この目の前にある現実から、非現実的な世界へと誘われる瞬間。美しい景色に視覚的な癒しを、あの時をデジャブする潮の香りに嗅覚的な癒しを…今、その場所に独りで立つ釣り人として私はよく高揚します。

そして、そんな夕日が綺麗だった日の夜中。地磯に降りフリッド90Sでキャッチしたセイゴ。

ヒットルアーはフリッド90S

セイゴを二本釣り、そのどちらも弱ってしまいリリースが不可と判断。となれば持ち帰り美味しくいただきます。

シーバスの内臓を喰らう!

そして、台所で処理し胃袋を割いてみると予想外のベイトが入っていました。

「この時期、この場所でコレを喰ってたんだな…」

何年もホームで釣りをしていますが、知らなかった情報。とても小さく痩せたセイゴがくれた一つの情報。

これを元に鱸を探した数日の釣行記。

フリッド90Sでサイズアップをキャッチ

珍しく朝マズメにサーフへ。私は朝マズメに良い経験をした記憶があまりなく、更に朝が弱い事から避けてきた朝マズメ。しかし、この日は頑張ってみました。

「イワシなら、朝マズメでしょ?」

SNSなどでよく目にする情報です。【イワシパターンは朝マズメを釣れ】といった感じで。ですので、素直に気持ちで試しに行ってみました。

確かになんだかとても釣れそうな雰囲気。

朝マズメと満ち潮とくれば、魚がいればフレッシュでやる気のあるやつばかりだろうという安易な考えでスカーナッシュ140Fをキャスト。

巻きに特化したアクションでアピールが高いです。扇状にアプローチをして、巻きでガンガン探していきます。が、無反応。

そこからアレコレとやってみるものの無反応。

はい、やはり朝マズメは朝マズメでした。私はもう二度と朝マズメは行かないと心に決め帰宅です。

そして、その日の夜。自分を鼓舞し、タイミングを変えてポイントへ入り直しです。

「やっぱ釣れそうよなぁ」

「今でしょ?今でしょ?」

ドン!

やはり私は夜の釣りが得意のようですw

フリッド90Sのストップ&ゴーでヒットしたシーバス。先日のセイゴよりサイズアップです。が、小さい。他にバイトもありましたが、どうもどれも小さい。サイズアップをしたい私はこの日で、このエリアは見切り翌日は少し流れの効くエリアへ向かう事に決め帰路につきました。

大きな答え合わせ

翌日、そそくさと用意を済ましいざ釣りへ。

下げと満ちを釣る三時間コース。僕にしては長めの釣りです。まずは下げ潮。

結論から言うと、これは大外しでした。全く見立てが違い、まるでダメ。早めに見切り、満ち潮のポイントへ移動です。潮が動くまで地磯へ腰掛けコーヒー休憩です。

少しづつ潮が効いてきて、流れるプールくらいの流れ。まずは最近調子の良いフリッド90Sをキャストです。アプローチはフリッド定番のグリグリッと巻いてストップ。グリグリッと巻いてストップ。これの繰り返し。だいたいストップした瞬間にバイトが出るのがいつものパターンです。ベイトは10cmくらいのイワシ。サイズ感もバッチリ。が、無反応です。

そうこうしていたら流れが少し増してきたので、スプーナー110Fを選び装置。

その一投目…

ゴン!

PEラインの向こう側に、確実にずっしりとある重量感。そして、エラ洗いしない。ランカーシーバスのソレっぽい。

「やった!」

釣りあげる前からサイズアップを確信し胸が高鳴ります。

が、なにやら様子がおかしい。私はいつも様子がおかしいですが、今はシーバスの様子がおかしい。

やけに強いし、引きが違う。瞬間的にこっちが腰を落とす程に引き込む感じの感触。

「あ、これ真鯛や」

そう確信すると一気に浮かしにかからないとヤバい状況。シーバスなら焦らずとも浮くのですが、真鯛は違います。体高があり流れを受ける面積が広い真鯛は顔面の側面にルアーが掛かってしまうと簡単には浮きません。流れが弱いエリアなら楽ですが、流れの力を受けた真鯛は強敵です。とにかく手前のひな壇のエッジを超えるつもりで一気にいきます。

5キロオーバーの立派な真鯛。

シーバスではなかったけれど、なんだか答え合わせが出来たような気がした釣りでした。

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