シラスから逃げる

釣行記録

人間が食ってもうまいシラス。

私も大好きでよく食べたりする訳で。

そんなシラスはもちろん魚が食っても美味いんだろう。

てか、口を開けてスーっと前進すれば楽にたくさん食えるから他のベイトに目もくれないのかな?

まぁそんな事は魚に聞いてみないとわからないけれど、至る所でシラスだけに無我夢中になり食い散らかしてる光景を目にする。

食い散らかしてるそれはチャボ(ハマチの幼生魚)だったり、真鯛だったり。

そんな時の捕食シーンって2種類あると思ってて【ベイトの数に対して捕食する魚の数も多い】時は、捕食する魚側が争うように激しいナブラが出たりする。

「我先に食ってやる!」みたいな。

これはよくあるナブラ。

逆に捕食する魚が少ない場合は、水面付近でモワン…と静かに出たりする。

それはそれは優雅に品のいい捕食。

これがまたルアーを食わせるのが難しい。

ナブラが出てる時は、弓角やサビキがとにかく強く楽に魚は出たりする。

ただ捕食する魚が少ない状況でルアーを選び食わすのは至難の業。

そんな時に私がよく選択するアプローチがある。

それは…

逃げる。笑

シラスがいるエリアを大きく避けて、あえてシラスがいないエリアを釣り歩く。

今回は「久しぶりにサヨリでも入ってないかなー?」ってエリアへ行ってきた。

初日はチラホラと夕方のタイミングにサヨリは確認できた。

地磯のショアラインの緩い潮に抗うように元気に登るサヨリ達。

まるで集団登校してるみたいに列になってるし、進む向きも同じだ。

小学生の子をもつ親としてはなんとも愛おしい。

そんな中、一度だけ進行方向と逆に飛び出したのは何か捕食する魚がいたのだろう。

まぁ…状況はきっと悪くはない。

ただ…ただ、どうみてもサヨリが少ない。

少ないから、一瞬で群れは過ぎ去ってしまう。

その一瞬を釣る為には無駄に動き回らず「ここで待ち伏せる!」って立ち位置に腰を据える。

そしてその一瞬がくるまでアプローチを続ける。

まぁムダ撃ちはあまりよくないのだけど、一瞬のタイミングにルアーが海の中にないと釣れないからね。

今回は投げ続ける事にした。

そして翌日。

しっかりプラン通りに立ち回った。

自分に忠実な私。

ただ、待てど暮らせどサヨリが通らない。

ちょっとこれは想定外。笑

一度群れとタイミングを掴めば3日くらいは同じ動きする事が多いサヨリだけど…

「数も少なかったし、まさかの昨日で終わりか?」

そう思いつつも、諦めがきかずベストタイミングが過ぎた後も粘ってみた。

すると、その甲斐あってかピチャピチャとサヨリっぽい音が聞こえてきだした。

一瞬サヨリが飛ぶ姿も見えた。

「あ、今?やっと来たよ。」

「てか、こんなタイミング初めてかもな。」

緩い流れにブローウィン125Fを当ててみる。

しっかりラインは水につけて弱々しく流し巻く感覚。

すると…

悪くない。

翌日も同じアプローチ。

ただ前日より潮はあるからブローウィン140sで流し置く。

すると…

ジアイは一瞬すぎて写真を撮ってる間に全て終了しているけれど、狙って釣った感のある魚。

自然相手に狙い通りもクソもないんだけど。

でも、しっかりと過程があるから高揚する。

さて、明日はどうする?

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