12月も中旬。
2022も間も無く終わるけれど、しまなみ鱸のシーズンはこれから始まる。
産卵を控えた鱸、産卵を終えた鱸が混在しショアラインで餌を食い出す。
そのシーズンの走りをしっかり見逃さないように毎日鱸を探す日々。
まだ何とも言えないけれど、先日の寒波から少し状況は変わりつつある気はしてる。
だし、釣れる鱸のサイズが少しばかり上がってきている。
数こそ出てはいないけど、確実に季節は進行しているようだ。
バイブレーションの強み
先日の寒波。
数日風が吹き、しまなみらしからぬ荒れ具合。
あえて風表に身を置き、あるルアーのテストをした。
ある程度投げ込んで理解したプロトバイブレーションだけど、ラフなコンディションでは投げ込めていなかった。
そんな訳で工場長へのフィードバックも近いこのタイミングで、海が荒れた事は都合が良かった。
風速は9m程。
真横から吹き荒れる風がPEラインを抱き持ち上げていく。
ラインの動きに忠実かつ浮き上がりやすいミノーやシンペンのアプローチは難儀な状況。
ただ、こんな時は比重の高いバイブレーションがとにかく扱いやすい。
よく飛び、ラインに抗い引き抵抗があるし浮き上がらない性能。
よってラインアンカリング能力も高いからラフなコンディションでも操作しやすいし、使用感があまり悪くならない。
ただエビってしまいやすいバイブレーションは、それだけで選ばれない理由になる。
そのくらいエビってしまうのはストレスになる。
そこをしっかり見たかった。
どうだったかと言うと、軽い方のプロトは悪くはない。
あえてスラッグを出すキャストや操作してもまぁまぁ耐える。
結果…
釣れる。
まぁただ、ルアーのコンセプトとして地磯での使用にフューチャーしてる訳ではないからラフなコンディションに耐えうる性能が必要かどうかは別だし個人的な意見である。
けど、そこもクリアすると選ばれる理由も増えるかと思うからその辺を工場長に相談してみようかと思う。