新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
という事で、2023年最初の記事はいつも通り釣行記。
とはいっても、釣行自体は昨年。
2022年を締めくくる魚はどんな魚だったのか。
やっぱりこのルアーで締めくくり
丑三つ時。
それは夜中2時から2時30分あたりの時間帯を指す。
丑三つ時には幽霊が出るとよくいわれる。
北東は陰陽道では「鬼門」といわれる不吉な方角。
丑三つ時はこの鬼門の方角にあることから、鬼門が開き死者や魔物が現れる時間と考えられ、不吉なことが起きる時間帯だといわれているらしい。
私はそんな不吉な?時間によく釣りに出かける。
もちろん体力的にはしんどいし、なんだか気味悪い思いもよくする。
それでも、そんな時間によく釣りに出かけるのだ。
それは何故か。
個人的には時間軸で鱸のジアイを考えた場合に、朝マズメや夕マズメよりも丑三つ時の方が実績のあるジアイだから。
これはあまり潮位は関係ない。
というか、ポイントによる。
今回はそんな丑三つ時に流れの強い地磯隣接のサーフにエントリー。
このサーフは常に地上へ露出しているわけではなくて、干満差によって海に沈んだりひょっこりと露出したりするサーフ。
干満差の大きなしまなみ特有のサーフといってもいい。
そして今回は本流ありきの流れの釣りになる。
地磯隣接のサーフという事もあり、ワンド状になっているのだけれどサーフに立って流れに乗せるより岬に立って流れの根元に身を置く方が良いと思った方は察しがいい。
けど、それは反転流ありきの釣りだったりする。
ここは地形的に反転流が生まれないポイント。
岬から滑り出た流れは何からも押される事なく緩やかに失速していく。
反転流がなければピンポイントは見つからないんじゃないの?
そう。
ただ、このサーフは本流の出口をなぞるようにブレイクが入っている。
ドスンと図太い本流が地磯をかわし、何にも砕かれなくなっているそこにブレイクができている。
そこに鱸がついている。
ぼやけた流れの出口にもポイントによっては鱸がつくべき所がある。
ただ、そのブレイクのどこについているかはわからない。
だから、サーフ側から輪切っていく。
ブローウィン140sをフルキャストして本流に入れる。
レンジと姿勢を整えて、本流から巻き出す。
ブレイクにさしかかり、すぎるとサーフにリップがすれる。
の繰り返し。
何投目かは忘れたけれど、けっこう投げた。
そして、そろそろリップがサーフに当たるなって時。
ドスン…
長さも重さも申し分ない。
とてもいい魚。
大好きなブローウィン140sで大好きな鱸。
なんともいえない高揚感に浸りながら、帰路に着いた。