夕方6時過ぎ。上げ6分から満潮までのプラン。選んだポイントは日没にかけて、サヨリの群れが通るサーフ隣接の地磯エリアです。左から右に素直な流れが走っています。水深は50m先も浅くシモリが多数点在するポイント。サヨリが入っていて、更にシャローエリアという事もありレンジに悩む必要がなく確信をもって上を引いていける状況です。
見立てたジアイは日没直後。さぁ、実釣開始です。
ブローウィン165Fでサヨリパターン
満ち潮という事もあり、段階的にどんどん潮位が上がっていく状況。手前から探り奥へ進むと潮位の変動により帰り道が無くなる為、一気に奥へ進みアプローチしながら帰っていくプランです。
茂るヒジキに足をとられながらも、少しづつ進みます。
潮回りが小さく流れは少し弱々しく感じますが、流れを掴みすぎるとルアーのレンジが入りすぎるので丁度よいです。サヨリパターンのシャローエリアでレンジを入れる必要はありませんからね。そもそも流れの変化につくシーバスではなく、地形変化につくシーバスに照準を当てた今回の釣り。海底のシモリなどに身を隠し、サヨリが上を通るまで待ってるシーバス。そこへ届けるには、過度に強い流れは邪魔になります。
使用するルアーは2つ。現在開発中のシャローランナーのプロトと、ブローウィン165F。
沖までシャローエリアが続く為、飛距離の出る165Fが軸になりますがテストも兼ねてシャローランナーも投げ込みます。
まだ太陽が沈みきる前に奥へ到着。
まずはシャローランナーのプロトからです。河川での使用がコンセプトとしてあるのかと思いますが、このシャローランナーは現段階でも実用十分な飛距離が出るのでシャローな地磯エリアで使っています。何本か魚も出す事ができ、実はけっこうお気に入りです。
さて、状況としては目に見えてサヨリの移動がある訳ではありません。普段は水面を見たら違和感でわかるのですが…サヨリが普段より数センチ下を泳いでいるのか、実際はいないのかわかりませんが今はいると仮定し、ソレに合わせたアプローチをします。
流れが多少あるサヨリパターンならば、ダウンの釣りがメインです。投げては少し移動し、投げては少し移動を繰り返します。反応こそありませんが、根拠のない雰囲気を感じます。
気づけば日没…そろそろ見立てたジアイ。
一つ目の岬を越え、ワンドを経て、二つ目の岬。タイミング的にも立ち位置的にも抜群ですが、反応がありません。ここでブローウィン165Fに変更し更に沖のシモリ付近を狙います。
すると…
ドン!
70アップの良いシーバスです。ブローウィン165Fをダウン気味にドリフト中にヒットです。
状況としてはこうです。
この点在するシモリについてるのはシーバスだけではないハズ。産卵を控えたヒラメもいると思いますので引き続き通ってみようかなと思います。
そしてブローウィン165Fはスローアクションがほぼロールの動きをする為に、流れのダウンでとても扱いやすいです。ルアーが暴れすぎない方が良いケースが多いサヨリパターンでは、ロールメインのアクションは活躍します。
引き続き狙いたいところでしたが、潮位が危険なところまできたのでこれにて撤収。
数としてはいつも少ないですが、今回もまた満足いく釣行でした。
それではまた。
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