もう夏も中盤ですね。
皆さんはこの夏いかがお過ごしでしょうか?熱中症にはなってないでしょうか?
私は元気に仕事と釣りに励んでいます。とは言っても、夏のしまなみ海道のシーバスフィッシングはあまり楽な展開ばかりではありません。
特に地磯やサーフは風か雨がないと体力的にも状況的にも過酷なシーズン。ですが、わかってても地磯が好きで行ってしまうのだから釣り人ってものは困ったものです(笑)さらに真夏の日中に動画撮影していると、カメラもピンマイクも高温になりヒヤヒヤします…
と、少し脱線しましたが、どのフィールドもシーバスフィッシングが厳しい状況かと言うとそうではありません。
港湾エリアはタイミングとアプローチを間違えなければ比較的イージーに魚は釣れてくれます。夏の水温の上昇に相まって水の動きにくい港湾エリアは特に水温が高く「魚の活性が低いんじゃないか?」と、避けられがちです。セオリーならそれは間違いではないのですが、実は正解とも限りませんし全てではありません。やはり状況によっては定説があてはまらない時もあります。
水温上昇にともない発生する赤潮…やっかいなのは夜行虫。ここで夜光虫について簡単に説明します。
夜光虫とは、俗に言う赤潮と同じと考えてもらってかまいません。皆さんも見た事あるかと思います。日中の海水面が部分的に赤茶色に染まっている事があると思います。その赤潮は夜になると海を美しい青色に染めます。厳密に言うと夜光虫=赤潮ではないのですが、赤潮を形成するプランクトンの一種として夜光虫があげられます。そしてこの夜光虫は先程も書いていたように海を青色に光らせてとても美しいのですが、この青色に光がシーバスフィッシングにおいてとても邪魔な要素。ルアーの波動にも反応し海が光る事とシーバスが嫌い反応しません。
これを避ける為に重要になるのが港湾の明部なんですね。避けると言っても、厳密に言えば夜光虫がいない訳ではないんですが夜光虫の光を常夜灯の光が誤魔化してくれます。ですので、港湾は魚が釣れないファクターの一つでもある夜光虫を避ける事ができます。
この辺を意識していくと、魚の釣れるタイミングやアプローチがわかってくるかと思います。
そして、もう一つ意識する事は波動を出しすぎない事です。要はルアーをブリブリと強く動かさない事。これも夏の港湾で意識しておきたいですね。
少し難しく書きましたが、港湾は誰が行ってもイージーなのが良いところなので難しく考えずチャレンジしてみてください。釣れる時は釣れるし、釣れない時は釣れない。そのくらいの軽い気持ちでよいかと思います。「そうは言っても、目の前に魚がいて食いそうだけど、食わないんだよ」って時は、タイミングをズラす事だったりリーダーを細くする事だったり色々と対応していくと良いかと思います。
それでは皆さん良い釣りを。